創作活動の部屋。
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【オリジナル】Twitterの素敵タグから触発されて突発的に書いた何か
TwitterにてTLに #魔女集会で会いましょう というのを見かけるようになりました。無茶苦茶素敵なイラストがいっぱいで、タグ作った素敵絵師さんは文章でもいいと仰ってたので、ほんの序幕だけですが、書かせて頂きました。
文章なので、Twitterに載せきれないのでブログ記事にしてしまってますが、問題ありましたら下げますm(__)m




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それはそれはどこにでもあるようなよくある物語。お姫様が王子様に出会ったとかそれに近いような物語。立場は全く違うけれど。


ー私は人間が嫌いだ。
欲深く浅ましい。関わりになりたくないから、森の中に引っ込んだ。如何にもらしい魔女といえるだろう。数少ない友人の魔女からは、もっと上手く割り切って付き合えばいいのにと言われたが、だからといって街に住む気はさらさらなく。関わり合いも極力さけてきた。そんな辺鄙な所にいる人間嫌いの魔女の元でも、何故だか薬やサシェを求めにやってくる。それでも上手く割り切って付き合ってる魔女達と比べたら、微々たるものなので、小麦などは街に買いに行かねばならない。

これはそんな人間嫌いの魔女のお話。

その日はいつもどおり、嫌々ながらも街に買い出しにでていた。雪がちらつくそんな肌寒い夕暮れ。
レンガで組み立てあげられた各々の家から夕飯と思われる匂いが漂いだしていた。
買い出しを終わり、帰ろうとした時、路地の影で動くものを見つけた。見つけてしまったのだ。ボロボロの服を着た、もはや服よりも布といった方がいいかもしれない、髪もパサパサですす汚れている、見るからに痩せこけた男の子を。

動いたから見ただけだった。
普段なら気にもとめないのに、なぜだか見てしまった。

ボロボロでパサパサで頬も窪んでいるのに、薄汚れているのに、瞳だけは澄んでいた。空色のように。

空色の瞳が此方をじっと見つめていた。
よろよろとこちらに来ようとしたので、身構えたが、そのまま前のめりに倒れた。

普段なら気にならないはずの出来事だ。ただ、あの澄んだ空色の瞳だけが頭に残っていて、気がついたら傍まで寄っていたのだ。

「おい、お前。死ぬのか?」

あろうことか声までかけていた。

ピクリともしないその男の子を、足で少しこついてみた。うっといううめき声だけが聞こえた。まだしぶとくも生きているらしい。

当たりを見渡す。夕暮れ時のオレンジ色の空は既になく、暗闇が訪れていた。雪はしんしんと降ってきている。

幸いにも人影はなく、闇と雪が隠してくれそうな夜だった。

何度も言うが普段なら絶対にしない。
面倒ごとになるのがわかりきっているから。

小さく呟いた。浮かす為の呪文を。

しんしんと降り続く雪がかき消してくれるであろう。街の人には誰にも気付かれることはないであろう。

倒れた男の子を倒れたまま自分の右隣に浮かせ、そのまま森へ、闇へ溶け込むように入っていった。



ー6年後。

森の人間嫌いと有名であった魔女の元には、まるで最初からいたように魔女を慕いながら一緒に生活する、金色に輝く頭髪をもち、空色の澄んだ瞳をもった立派な青年の姿がそこにはあった。

*END*

テーマ:オリジナル小説 - ジャンル:小説・文学

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